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転職する際に注意すべき最も重要な点の1つは、転職を最初に相談するのは必ず直属の上司にするということです。同僚や仲の良い社員同士であっても上司より先に相談するのは止めておいた方が無難です。こうした情報はいつどこから漏れるともわかりません。万が一本人以外のルートで転職の噂が上司の耳に入った場合は、上司として少なからず不愉快に感じることもあります。
また転職する場合の最初の通知は2ヶ月前には相談しておくようにしましょう。特に長期に渡るプロジェクトなどが進行中である時などは、3ヶ月ほど前から予告しておいた方が職場に与える負担は少なくなります。転職で最も注意しなければならないことは自分が転職することによって会社に与えるダメージをいかに最小限にするかということです。「発つ鳥跡を濁さず」ではありませんが後に残る社員に迷惑をかけないようにするというのは転職の際の重要なマナーです。
転職する際に在籍期間が短かった人の場合はこうした会社や同僚などに対する配慮が不十分となることがあります。たとえ在籍期間が短かったとしてもお世話になったのは同じことです。またこれまでのキャリアがあったから転職できると言うことを考えると一方的な退職などはできないはずです。また最終的に転職の決意が固まった時にはやはり直属の上司に退職届を提出しましょう。またこれまで取引のあった外部の会社の人に対しても、転職の10日前程度を目安に案内を出すようにしておきます。
転職先を選ぶ際に現時点での企業の安定度や知名度などをあげる人が多くいますがこれはいかがなものでしょうか。企業には企業年齢と呼ばれる寿命があります。中小企業では30~40年程度、大手の企業であればはるかに長く活動している場合もありますが、かと言って浮き沈みも無く右肩上がりで50年以上も続いている企業などと言うものはありません。現在は一部上場企業で就職の際の人気ランキングでもコンスタントに上位に選ばれるほどの企業でも5年後、10年後のこととなると誰にも分らないのです。
せっかく転職するのであればこうした現状ばかりを見るのではなくもっと他の視点、例えば「社風」や「自分のキャリアが伸ばせる職場か」などといったポイントで転職先を選んだ方が将来に渡っての充足感はより大きくなるのではないでしょうか。
また年収のアップを望んで転職する場合は年収の上位企業の資料などはいくらでも手に入るので、そのリストから自分に合った企業を探すのも良いかも知れません。しかし年収が高い企業はまず間違いなく仕事で求められるスキルは高く、実力主義が徹底している企業です。単に高額な年収のみに目を奪われて転職するのは要注意です。こうした年収の高い企業の場合はまだ若い年代であれば余り問題はありませんが、結婚して子供が生まれると仕事のプレッシャーなどが急速に大きくなり負担を感じてくるものです。
仕事を取るべきか家庭を優先すべきか、という問題はいつの時代にもあるものですが、仕事の内容と収入、さらに生活の3点からのバランスの取れた職場こそ長い期間に渡って安定して実力が発揮できる職場と言えるでしょう。